■炎症性疾患
突発性の湿疹と空咳
●51歳 女性
【既往歴】
- 数年前より咳、乾燥した時や家にいるときに出る。
- 副鼻腔炎と言われる。ちく膿。ファイバーを入れても狭いと言われる。
- 尿路結石
- 20代のころから乳房に膿疱ありと言われ、半年に一回検査をしている。
- つい3ケ月前に突然の湿疹が下半身全部に現れ、痒みが非常に強い。
【症状・体質】
もともと皮膚は弱い方で、日光湿疹や、乾燥性の痒みはある。
3年ぐらい前から、朝透明な痰が出るようになる。非常に切れにくい。
点鼻薬をさしても一向に良くならない。
そんななか、何も原因がわからないが突然下半身全体が赤い発疹がでて痒くて、痒くて眠れない。仕事にも集中出来ない。
暑いのが苦手。肩こり、立ちくらみのめまい。
緊張しやすいタイプ
【治療法】
- やまとここからデトックスを6回受ける
- 漢方薬(清肝瀉肝火藥・補血・理気・表裏双解剤)3ケ月で終了
- レッスクプロ
- 瓊玉膏(完全に湿疹がおさまった時点からの飲用)
【結果】
もともと肺陰虚は持っていたようでしたが、当店に来られたのが5月の末でこれから苦手な夏に向かうので、清肝瀉肝火藥を中心に処方。
こころの問題もあると本人からの要望で、デトックスをする。
会社での人間関係がつらく、いらいらが募り、つい甘いものが多かったことと、入浴がシャワーのみで冷えが非常に強かったので、食生活、生活習慣を正すよう伝える。
真面目に薬も飲んでいただき、早めの対応だったため、収まりが早く、1ケ月も過ぎるぐらいからどんどん湿疹の赤みが取れる。
初めは漢方薬とレックスプロだったから、2ヶ月でカウンセリングもおわり、その後あとがきれいになるまで漢方薬を飲み、その後終了と同時に、瓊玉膏をいれだして空咳も治まってきた。現在はレックスプロと瓊玉膏のみ継続服用。
【考察】
ちょうど勤めていた会社を5月末で辞めると決めたあたりに、症状が発症。
人間関係に嫌気がさしていた様子で、感情解放をすることで、これはもう終わったことだと自分が再認識したとのこと。
また、別な職場への移転による緊張感や夏のエアコンによる冷え、更には食生活全般が乱れていたことが確認でき、ご本人意識が変わったことが非常に早い結果を出したと思われる。